越境する哲学―体系と方法を求めて

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  • サイズ A5判/ページ数 464,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861104787
  • NDC分類 116.04
  • Cコード C0010

内容説明

諸学の細分化が進んだ現在、どのような学問的思考が求められるのか。「方法」「体系」そして「翻訳」を鍵概念とし、ありうべき共有知を遠望する。日・仏・独の研究者16名による真摯な思索の軌跡。

目次

第1部 普遍方法論の現在(存在論的無差別を絶つ;観念としての世界、実在する世界―哲学における「真のスキャンダル」をめぐって;方法としてのオートポイエーシス―体系とは異なる仕方で;国際哲学研究の方法論をめぐって―「生活世界」を基盤にする国際哲学の方法;現象学―間文化哲学の方法と道)
第2部 方法による越境の試みとクロスセクションの技法(体系性と普遍性;インド古代法の場合;中国古典文学の場合;デカルト哲学の場合;クロスセクションの技法)
第3部 発見の方法と翻訳の役割(移植、接ぎ木、異種交配―「実体」の迷路へ;「思考」を翻訳することは可能か?―訳語としての「幸福」をめぐって;三位一体論争におけるウーシアー/ヒュポスタシス概念の変容―東方カッパドキア教父を中心に;中世イスラームにおける『諸学問の分類』と体系化の思想;西洋中世における神学の方法と体系化)
第4部 理性の力と体系の取り戻し(ドイツ観念論における体系形成―近代哲学の超克に向けて;理性と経験―スピノザ『知性改善論』と方法;デカルトにおける「方法」としての「マテーシス」―なぜ、今日、理性に踏み止まる力が求められるのか?)

著者等紹介

村上勝三[ムラカミカツゾ]
東洋大学教授。デカルト哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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