聖地と祈りの宗教社会学―巡礼ツーリズムが生み出す共同性

聖地と祈りの宗教社会学―巡礼ツーリズムが生み出す共同性

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  • サイズ A5判/ページ数 378,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861103155
  • NDC分類 161.3
  • Cコード C0014

内容説明

制度や伝統が崩れ、個人が私的にキリスト教を消費する時代に、人々はどのように他者と紐帯を結び信仰を構築するのか。ツーリズム化する聖地巡礼を通じて織り成される新しい共同性を探究する。

目次

第1部 ポスト世俗化の宗教社会学(世俗化論争と現代宗教論;私事化論再考―宗教的エコノミーの再編成;ポスト世俗化の制度宗教と伝統の位相;ポスト世俗化の「弱い信仰者」―後期近代化論との接続)
第2部 ポスト世俗化の巡礼ツーリズム(現代西欧の聖地巡礼/ツーリズム―宗教社会学からの接近;複層化する真正性―奇蹟のメダル教会の巡礼ツーリズム;共同性と親密性の実験室―現代サンティアゴ巡礼の事例;場所のない聖地、記憶のない共同体―ポスト世俗化の宗教空間;新共同体の聖地巡礼プログラム―聖地の再構築と大会巡礼)

著者等紹介

岡本亮輔[オカモトリョウスケ]
1979年東京都生まれ。立命館大学文学部卒。筑波大学大学院人文社会科学研究科哲学・思想専攻修了。博士(文学)。フランス社会科学高等研究院、日本学術振興会特別研究員を経て、慶應義塾大学、成蹊大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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