狩猟の文化―ドイツ語圏を中心として

狩猟の文化―ドイツ語圏を中心として

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  • サイズ B6判/ページ数 410p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861102103
  • NDC分類 384.35
  • Cコード C0039

内容説明

狩猟方法、解体処理技術、密猟の実例をはじめ、狩猟学や狩猟文学、信仰との関連を詳述する。動物保護、自然保護の視点から今後のあり方も考察。

目次

第1部 過去の狩猟―狩猟史概観(王侯による狩猟三つの例;禁制林と狩猟権;狩猟員)
第2部 現在の狩猟(ドイツの狩猟制度;狩猟の対象となる動物;狩猟の方法;狩猟風習;狩猟家と信仰)
第3部 狩猟家と社会(狩猟と政治;狩猟の廃止;動物事故;狩猟免許の停止―狩猟家と犯罪;密猟)

著者等紹介

野島利彰[ノジマトシアキ]
1942年東京生まれ。1965年中央大学法学部卒業、1971年同大学院文学研究科ドイツ文学専攻科修士課程修了。現在、駒澤大学大学総合教育研究部教授。大学院時代に林学に関心を持ち、1984年ミュンヘン大学林業政策・林業史研究所でドイツ林業史を研究。滞在中、バイエルン州林野局のHans Schraud氏に狩猟について教えを受ける。1999年ウィーン農業大学狩猟研究所で宮廷狩猟を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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梟をめぐる読書

14
中世から現代まで、ヨーロッパの狩猟文化事情が詳細に纏められている。日本とは違い、あちらの狩猟が貴族的な趣味として発達したということは周知だったが、狩猟区域を荒らした農民への罰として残酷な刑罰が行われていたこと、独特の「狩猟賊役」が農民の生活を脅かすほどのものであったこと、それが結果的に各国で革命の気運を高める結果に繋がっていったことなど、色々勉強になった。現代では環境保全と個体数不足への懸念から、狩猟家自身による動物への餌付けなども行われている、と。狩猟政策の変遷そのものに、ヨーロッパの自然観も窺える。2014/01/22

Hans

0
拾い読み。猟師の罠などには興味がなかったが、図入りでわかりやすかった。ドイツには、狩猟用語辞典なんてものがあるのか。2011/12/24

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