西田幾多郎―生命と宗教に深まりゆく思索

浅見 洋【著】

春風社（2009/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 335p／高さ 22cm
• 商品コード 9784861101854
• NDC分類 121.6
• Cコード C0010

内容説明

思索することの悦び。今日的課題を見すえ、西田の方法論から学ぶ画期的評論集。

目次

第１部　現代的課題を語る（西田哲学と環境倫理；西田哲学における生老病死；老いの哲学―西田の境涯から）
第２部　哲学形成の一コマ（『善の研究』の原題とその読み方；英国哲学研究と参禅体験；Ｗ・ジェームズの神秘主義と純粋経験論の形成；宗教的世界観の形成と日本的霊性）
第３部　キリスト教との比較思想的考察（場所的論理的神学と弁証法神学；西田とＫ．バルトの終末論理解；西田哲学と神の痛みの神学）
第４部　生命・死・看護（生命論の宗教的背景―生物学との対話；死の自覚の構造―Ｍ．ハイデガーに比して；西田哲学と看護学の対話に向けて）
付録　ラジオ講演（西田幾多郎における宗教と俳句）

著者等紹介

浅見洋［アサミヒロシ］
１９５１年石川県生まれ。金沢大学大学院文学研究科（哲学専攻）修了。文学博士（筑波大学）。現在、石川県立看護大学教授。論文に「西田における生命論の宗教的背景とその展開」（第１９回比較思想学会研究奨励賞）ほか（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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