内容説明
「ことばの獲得は難しいかもしれません」大学病院でそう診断されたあいちゃんの小さな相談室での成長記録。応用行動分析(フリーオペラント法)による言語獲得実践の書。
目次
第1章 あいちゃんの言語指導のはじまり(上手に教えてもらうのではなく、自分の経験から学ぶ;あなたの声を聞いてるよ ほか)
第2章 ことばの出現/発声模倣の拡大/遊びの発達(ことばの訂正は御法度;皮膚感覚の成長 ほか)
第3章 ことばの増加/人との関わり/自発的遊び(社会への適応;人の気持ちを理解する ほか)
第4章 自発語の増大/認知的遊び/人とのやりとりへの発展(不適応行動への対処;子どもは自分の気持ちを伝えたい ほか)
第5章 安定したことばの使用―現在のあいちゃん(好きなことを増やしていく;食べ物の変化 ほか)
著者等紹介
石原幸子[イシハラサチコ]
社会福祉法人キリスト教ミード社会舘、心理相談室勤務を経て、現在、他機関に勤務。ミード社会舘相談室でのボランティアを続けている
佐久間徹[サクマトオル]
1935年、北海道生まれ。関西学院大学文学部心理学科卒。同大学大学院満期退学。梅花女子大学教授、関西福祉科学大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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楓
3
お仕事関係で読みました‼︎目から鱗の情報にビックリ。。頷ける事も多くて読んで良かった。でも、コレを徹底させるって気が遠くなるほど大変だなぁとも感じます。。発達障害児ではない子供の成長でも使える所がある。2016/03/17
Rom
0
フリーオペラントの核心は、言語習得そのものよりも、まず「人を社会的強化子として機能させる」ことにあると感じる。重度自閉症児がただ泣き叫んでるだけの状態から外の世界へ関心を向けてもらう、その0を1にする段階で最も有効な方法。ただ、言語獲得には次のステップとしてPECSなどへ移行すべきかと。持論ですが自閉症児は視覚を経由して言語獲得してると思いますし、音声言語のみでは限界がある。でも赤ん坊にこの世界は悪い場所じゃない、他者は敵ではないと感じてもらうためにはこの方法が極めて実行しやすく効果が大きい手法だと思う。2025/11/28
shiiiiiino
0
ある自閉症の子の指導内容を細かく記した本。行動を制御しない。おうむ返しで発声を肯定する。園での対応と先生の支援に挟まれる保護者が辛そうだった。




