内容説明
弾丸飛び交う最前線部隊に膚接し、生と死のはざまで架橋、道路構築などに当たった工兵隊の死闘の記録。日中戦争、大東亜戦争と軍人・軍属として14年、祖国の勝利を信じ、独創性を発揮して沈着、果敢に戦いつづけた一工兵将校の遺稿。
目次
第1章 徴兵検査で軍隊に
第2章 満州事変
第3章 日支事変始まる
第4章 中支宜昌作戦
第5章 大東亜戦でフィリピンへ
第6章 石油を求めてジャワ島に
第7章 ブランダス川の治水用トンネル工事
第8章 敗戦後、現地での行動
著者等紹介
遠藤千代造[エンドウチヨゾウ]
明治34(1901)年、西会津の農家の3男として出生。14歳で製紐会社、のち船員に。徴兵で旭川工兵入隊。工兵学校在学時、関東大震災で復旧作業。昭和7年満州事変で出征。13年からは日中戦に。16年、上海からフィリピンに。マニラ占領後、ジャワ島の油井復旧作業に任じ、17年、現地で召集解除、陸軍大尉で軍政監部嘱託に。ブランダス川治水用トンネル工事を担当し、戦争末期、物資不足の中、現地人らと不発弾から手製ダイナマイトを作りながら発破作業、1年半の突貫工事で完成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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