内容説明
ちっちゃな手が、ちっちゃな指が、絵本を指差す、絵本にさわる。ごきげんな風景だ。谷川俊太郎さんのあかちゃんから絵本。
著者等紹介
中辻悦子[ナカツジエツコ]
美術家。1963年に初の個展を開催以来、絵画、立体、版画、舞台美術、絵本など、幅広く創作。1998年に現代版画コンクール展で大賞を受賞。1999年に、絵本『よるのようちえん』(谷川俊太郎/文 福音館書店)で、プラチスラヴァ国際絵本原画展のグランプリを受賞
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年東京生まれ。21歳のとき、第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、絵本、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など、幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mug
55
“あいうー” “えおか きく?”それぞれの響きから想像できる表情が描かれているのかな??伝言ゲームのように、人物(?)が繋がっている。言葉の意味がわからない不思議な絵本。よくわからない中でもウケたのは“ど なにーぬ!”の顔(^w^)これは明らかに“怒”だわ😂2020/09/06
Kawai Hideki
35
ふたりの間で「あいうー」「えおか きく?」…といった、ほとんど投げやりな会話が繰り返されて行く不思議絵本。しかもこのふたり、服装をみるとどうやら伝言ゲームをしている。最初のページではAさんとBさんが二人で話していて、次のページではBさんとCさんが話し、さらに次ではCさんがDさんに…という感じで。恐ろしいことに、登場人物の間に共通のキーワードはなく、みんな違う単語を使って相手と話している。最後のページがあんなことになってるのはそのためではないか。社会に出た時のコミュニケーションの不思議と難しさを学べる絵本。2014/04/12
み
11
絵が怖め。娘、興味なし。あいうえお順で文が作られているのは面白い。2024/03/01
ぼんくら
8
五年生に読み聞かせ。A→B・B→A・A→Bという感じで二人で順番に読んだ。読んでる二人は面白さがわからなかったが、ものすごくうけた。お話会の後も面白かったといって読みなおしている子がいた。大人にはわからない面白さってことかな~2012/02/04
喪中の雨巫女。
7
《図書館》ページごとに変わるふたりの顔の変化には、ビックリ2011/04/12