内容説明
工作でつくった糸電話で、苦手な先生にささやいた言葉は「ア・カ・イ・バ・ラ」。きらきらとひかる言葉少年、シンザワの少年時代「最近、おもしろい本がない」と嘆く前に、あなたの少年・少女時代と「くらべて読む」!きらきらの感性エッセイ。
目次
言葉少年(モシモシキコエマスカ?;クリスマスの101匹わんちゃん;そして少年はブロンドの髪をとかした;忘れられない忘れもの;渡り廊下をゆかいに歩けば ほか)
思い出少年(いちばん最初の記憶;入園試験でしゃべりまくる;柱の陰から見た風景;世界でいちばんちいさな国;ああ、憧れのシンデレラ! ほか)
あだな少年
著者等紹介
新沢としひこ[シンザワトシヒコ]
1963年東京生まれ。学生時代よりライブハウスで音楽活動をはじめる。保育園勤務を経て、1987年より「月刊音楽広場」(現「クーヨン」クレヨンハウス/刊)に毎月の歌を連載。『世界中のこどもたちが』をはじめとする「新しい子どもたちのうた」を発表、楽譜集やCDにまとめる。子どもたちの歌はもちろん、ラブ・ソング、演歌まで聴かせるシンガー・ソング・ライター。コンサート、保育講習会の講師、講演会などを数多くこなしながら、絵本、エッセイ、CD制作など、さまざまな創作活動を行っている
保手浜孝[ホテハマタカシ]
1951年兵庫県生まれ。版画家・画家。奈良教育大学を卒業後、伊丹市の中学校と小学校で、美術と図工の教師を勤める。1982年絵が描きたくて山口県に転居。以来、油絵と版画の制作に専念する
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感想・レビュー
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葉月94
1
読書好きの新沢少年は、質より量。私と似てるかも。忘れ物が多くて怒られてばかりだった小1、小2。3年生の時、担任の先生は優しくて、毎日楽しく学校に通った。今の彼があるのは、その先生のおかげと母親も言ってたそうだ。先生の果たす役割は大きいのだから、ちゃんと良いところを伸ばす指導をしてほしいと思う。夕食時、レコードをかける習慣があり、父親は井上陽水や小椋佳を買ってくる。本人はグレープを好きになり、それをかけた。、でも、精霊流し、無縁坂で食べるご飯は。母親には苦痛だったらしい。弟が「大都会」を買ってきて終了した2011/02/01