内容説明
どうやって課題を見極めるの?どうやってアイデアを出すの?どうやって形を作るの?これらの疑問を解決する30の思考ツールについて、それぞれの試し方と豊富なビジュアルを使ったケーススタディで、本書がお答えします。
目次
01 課題の見極め方(ブレインストーミング;マインドマップ ほか)
02 アイデアの出し方(ビジュアル・ブレインダンピング;強制関連法 ほか)
03 形の作り方(スプリント法;オルタナティブ・グリッド ほか)
Q&Aデザイナーの考え方(どのように課題と向き合いアイデアを出しますか?;どうやって形を作りますか? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョニーウォーカー
9
デザインとは単にグラフィックやレイアウトを作成することではなく、もっと根本の意味で、クライアントの抱える問題・課題を「解決」してあげることなんだということに改めて気づかされる一冊。本書に登場する海外のデザイナーたちは、プロジェクトごとにじつに綿密な調査・取材・打合せを重ねてツールを作成しており、だからこそ、それぞれに効果的で訴求力のある表現が生まれる。また詳細に解説された制作プロセスは、同時にアイデア発想のヒントにあふれ、これからデザイナーを目指す人などにも非常に勉強になると思う。2012/04/11
nizimasu
5
ビジュアルが充実しているのでかなり初心者向けの本かと思っていたら書いている内容は濃厚。いわゆるアイディアの出し方から具体的なデザインの音仕込みまで一気通貫して紹介しているので、ユニークかつ具体例も豊富なのはありがたい。やっぱりここでもシステムやレトリック的な発想法に加え、マインドマップなども応用していたり、個人的には集団での創作はありきたりだけれど、より個にフォーカスしたアイディアの発想にはなかなか示唆に富んでいるなあとうならされました。素晴らしい2014/04/30
tuppo
4
アイデアとそうでないものとの境目がよくわからなくなってくる。センスってむずいなあ。2023/10/20
つはー
4
仕事のために⑤。デザインは素人なので、文字数少ないのに読了までにかなりの時間を要した。顧客の要望に答えるための発想を得るためにはどんなアプローチが効果的なのかが、様々な作品事例を添えながら詳しく紹介されていて勉強になった。デザイナーが読むと、より多くの発見があるんだろうなぁ。2013/05/15
isao
0
デザイン、という抽象的な仕事を形付けるためには、多くの壁がある。その壁を、いかにして乗り越えるか、どう向き合うか、で、デザインの幅や質が変わる。良いデザインを継続して作り続けるためのチップス集のような本。デザインに限らず抽象的な物を具体化し、相手に提示する際には、とても役に立つだろう。2013/04/23