内容説明
パリから数キロのところに、使用済み燃料貯蔵プール、放射性廃棄物貯蔵施設、ノジャン・シュル・セーヌ原発は100km…ビュジェイ原発は、フランス第2の都市リヨンからわずかに35km。事故が起きれば、日本よりも最悪な事態が起こりうるフランスには、脱原発へのシナリオはあるのか!?元フランス環境大臣が明かす、フランス原子力政策の暗闇。
目次
福島の事故から
世界一の原子力推進国のフランス
フランス国民は憂慮すべき事実を知らされていない?
別格扱いの業界
情報操作術
原子力事故に打つ手なし
詭弁を弄して
競合エネルギーの締め出し
原子力の底なし沼
二大企業の野心が呼びよせた経営危機、責任を取らされるのは誰?
原子力施設の解体費用
無責任な見積もり
コストに見合うメリットはあるか?
私たちが放任していたこと
ポスト原子力社会
著者等紹介
ルパージュ,コリーヌ[ルパージュ,コリーヌ][Lepage,Corinne]
1951年生まれ。弁護士、政治家。弁護士のかたわらパリ政治学院などで教壇に立つ。ジャック・シラク政権下、1995年アラン・ジュペ内閣(1995‐97)に無党派で環境大臣として入閣。2009年からは、欧州議会議員を務める。環境団体Cap21をみずから立ち上げるなど現在フランスの環境活動家の第一人者。環境問題に関する著作が多数ある
大林薫[オオバヤシカオリ]
青山学院大学卒。フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coolflat
Akio Kudo
Mealla0v0
せんにん
そのあとに続く