内容説明
豪邸主ハーバードが怪死を遂げた。村の治安判事サンダーステッド大佐にとって、悪評高き男の死は、過酷な犯人探しの始まりだった。クイーンに先駆ける「読者への挑戦状」が光るコニントン初のミステリ作品。
著者等紹介
コニントン,J.J.[コニントン,J.J.][Connington,J.J.]
1880‐1947。英国本格派。地道な捜査を得意とするシリーズ探偵が活躍する。ただし、SF小説も書き、化学者でもある著者には、ノン・シリーズ物として、特異な設定と軽やかなテンポで読ませる作品もある
田中富佐子[タナカフサコ]
1955年12月18日、三重県松阪市生まれ。神奈川大学外国語学部スペイン語学科卒。インターカレッジ札幌で翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nac
4
★★★2021/09/30
gakusi
1
殺人光線で人を殺すとなぜか体内にシアン化合物が生成されます。大佐「なるほど!」。なるほどじゃねえよ! どうみてもバカミスです。殺人の夜になぜか複数のことがいっぺんに起きて事件が複雑化しているのも笑えるのでおもしろく読んだけど、探偵役を用意しない見せ方は失敗だろうな。もっと良くできた気がする。2008/11/03
kanamori
0
☆☆★2013/09/27
ガ
0
いわゆる「退屈派」の一人だが殺人光線や緑の悪魔といったユニークな小道具が活用されて謎が深まり続けるので退屈はしなかった。とはいえ真相は魅力に欠け、膨らみに膨らんだ謎が解決編で一気に萎んでしまう印象が否めない。アイディアは面白いがミステリとしては発表年を考慮しても厳しい。2025/05/04
スキヤキ
0
殺人犯を探すお話。古い作品という事を考慮しても少々残念な感じがする。2023/03/10