小学館新書<br> 近親性交―語られざる家族の闇

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小学館新書
近親性交―語られざる家族の闇

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098254934
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0236

出版社内容情報

それは愛なのか暴力か。家族神話に切り込む

2008年、筆者は日本初となる加害者家族の支援団体を立ち上げた。
24時間電話相談を受け付け、転居の相談や裁判への同行など、彼らに寄り添う活動を続けてきた筆者がこれまでに受けた相談は3000件以上に及ぶ。
対話を重ね、心を開いた加害者家族のなかには、ぽつりぽつりと「家族間性交」の経験を明かす人がいた。それも1人2人ではない。筆者はその事実にショックを受けた。

「私は父が好きだったんです。好きな人と愛し合うことがそんなにいけないことなのでしょうか」(第一章「父という権力」より)
「阿部先生、どうか驚かないで聞いて下さい……。母が出産しました。僕の子供です……」(第二章「母という暴力」より)
「この子は愛し合ってできた子なんで、誰に何を言われようと、この子のことだけは守り通したいと思っています」(第三章「長男という呪い」より)

これほどの経験をしながら、なぜ当事者たちは頑なに沈黙を貫いてきたのか。筆者は、告発を封じてきたのは「性のタブー」や「加害者家族への差別」など、日本社会にはびこるさまざまな偏見ではないかと考えた。

声なき声をすくい上げ、「家族」の罪と罰についてつまびらかにする。

【編集担当からのおすすめ情報】
社会的弱者・少数者をすくい上げる活動を続け、これまで『息子が人を殺しました』(幻冬舎)や『高学歴難民』(講談社)などを執筆してきた筆者が今、届けたいと渾身の力を振り絞って綴った最新作です。
「近親性交」というタイトルにギョッとさせられるかもしれませんが、そうして目をつむってきたことが、令和になっても家族間における性交のみならず、家族間での犯罪がなくならない理由のひとつなのかもしれません。読んでいただければ、決して他人事ではないと思っていただけるはずです。まずは「知る」ことから始めませんか。

内容説明

“本書で綴っているのは、加害者家族との関わりの中で露呈した事実であり、これまで明るみに出ることはなかった家族の闇である”。長年にわたり犯罪の加害者家族支援を行ってきた著者が、これまで頑なに沈黙を貫いてきた「近親性交」当事者たちの心の奥深くに分け入り、自ら関わった具体的な事例を提示。「家族神話」の弊害を詳らかにし、家族という密室から助けを求める叫びに蓋をしてきた日本社会のタブーに風穴を開ける。

目次

第一章 父という権力(息子が殺人犯となった理由;家族の敵は家族;父と娘の対立;父子性交の実態)
第二章 母という暴力(無期囚と家族;息子の子を出産した母;性犯罪者の母の責任;母子性交の実態)
第三章 長男という呪い(姉による性暴力;傷ついた者たち;きょうだい性交の実態)
第四章 近親性交で生まれた子どもたち(近親性交による妊娠;出自を知る権利)
第五章 近親性交が生じる背景(家族による性の束縛;家族の孤立と親密化 ほか)

著者等紹介

阿部恭子[アベキョウコ]
1977年宮城県仙台市生まれ。特定非営利活動法人World Open Heart理事長。東北大学大学院法学研究科博士課程前期修了(法学修士)。2008年大学院在学中、日本で初めて犯罪加害者家族を対象とした支援組織を設立。近年、ノンフィクションライターとして「現代ビジネス」、プレジデントオンラインなどで事件に関する記事を発信。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山口透析鉄

26
犯罪加害者の家族にまつわる活動のことは聞いていて、この本はBookLiveで購入しました。父娘・父子(同性の事例が冒頭に紹介されています)や母子・兄弟姉妹間の性加害の事例、著者が相談を受けた家族から紹介されていて、家族間での殺人事件等に絡んでいるものもあります。 因習に支配されている家族(地元では名家ということになっている)の事例とかも如何にもです。男尊女卑、第一子が未だに絶対、ではお話にならないのですが、自分が威張っていられる範囲ではそれを家族にも押し付けて権力者として振る舞えるようです。(以下コメ欄)2025/06/06

you

5
なかなか衝撃的な内容だった。家族内ヒエラルキー、父親が絶対権力、男尊女卑、狭い世界でしか生きられない苦しさ、あとはなんだろ共鳴?依存?どこか潔癖でチグハグな印象。2025/06/10

あらら

2
センセーショナルなタイトルにびっくりして読んだ。究極、近親間で好きになること自体は第三者がとやかく言うことではない。が、問題なのは、近親性交の背景には多くの場合、家庭問題、家族の機能不全が孕まれていることだとわかった。男尊女卑、障害、親からの過度な期待、家庭内暴力…近親性交というより、こうした不全が問題だと思った。でも、この本には、解決したエピソードがひとつもなく、むしろ介入拒否されて終わり…みたいなパターンもあった。当事者が強く願わない限り解決しないし、負の世代間連鎖が続いていく…どうすればいいんだろう2025/06/11

ノリスケ

2
日本の、家族の闇は底が知れない。親の責任は大きい。まずは知ることから始めよう。2025/06/08

su-to

2
ただおぞましい内容が描かれています。 2025/06/07

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