内容説明
警視総監の職を退き、人生の休暇を楽しむアプルビイ。アリントン邸の夕食会に招かれ、余興でイルミネーションの仕掛けに立ち会ったことから、奇妙な事件に巻き込まれる。死体が連なりゆく中、アプルビイの出した最後の答えとは。鬼才イネスが放つ、鏤められた謎が彩るミステリの祝典。
著者等紹介
イネス,マイケル[イネス,マイケル][Innes,Michael]
1906‐1995。本名ジョン・イネス・マッキントッシュ・スチュアート(John Innes Mackintosh Stuart)。スコットランドのエディンバラ生まれ。オックスフォード大学を卒業後、1930~35年に講師としてリーズ大学、35~45年に南オーストラリアのアデレード大学に大学教授として赴任。その間、36年に最初のミステリ長篇『学長の死』(Death at the President’s Lodging)を発表した。帰国後、北アイルランド・首都ベルファーストのクィーンズ大学を経て、オックスフォードのクライスト・チャーチ校の特別研究員となり、1974年まで在職。専攻は英文学。ジョン・アプルビイ警部(のちに警視総監)シリーズを中心に40冊以上の長篇ミステリを発表。硬軟そろえた本格ミステリ、ファースもの、クライム・ストーリー、冒険スリラーなど作風は多彩。文章には作者の文学的素養がいかんなく発揮されている。張り巡らされた伏線、諧謔に満ちた会話など、再読に値する作品が多い
井伊順彦[イイノブヒコ]
1955年生まれ。早稲田大学大学院博士前期課程(英文学専攻)修了。英文学者。トマス・ハーディ協会、ジョウゼフ・コンラッド協会、バーバラ・ピム協会(いずれも英国)各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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