内容説明
人は愛によって生きるのだ。平和、民族自決、女性解放…ひとにぎりの自由?情熱ほとばしる1920年代。ミヒャエル・エンデに賞賛された、ラルフ・イーザウが放つ最新歴史長編ファンタジー。
著者等紹介
イーザウ,ラルフ[イーザウ,ラルフ][Isau,Ralf]
1956年ベルリン生まれ。コンピュータ・プログラミングの仕事のかたわらファンタジー小説を書きはじめ、作品がミヒャエル・エンデの目にとまり、作家デビューした。ドイツのシュトゥットガルト近郊に住み、ファンタジーと自然科学を融合させた独特な作家活動をつづけている
酒寄進一[サカヨリシンイチ]
1958年生まれ。上智大学、ケルン大学、ミュンスター大学に学び、新潟大学講師を経て、現在は和光大学表現学部教授。子どもに関わる表現全般に取り組みつつ、現代ドイツの児童文学、ヤングアダルト小説の研究と紹介を行っている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空箱零士
6
★★★☆ トーヤマ=サン、生存フラグ剥き出しの死に様を残し一旦退場。しかしそこに辿り着く前に、ヨシとリフキントが犠牲に。両親の死とWW1から立ち直り、「暁の円卓」に接近すべく暗中模索する。その間、WW1で出会ったレベッカと結婚したり、タイム誌で働き始めたり。特に「暁の円卓」の一端を掴むためのヒントを、当時大学教授だったトールキンが齎した下りは胸熱だった。文章は淡白な駆け足も目立つが、それでも遅くやってきた大学での青春の謳歌ぶりや、友人すら犠牲にした悪闘苦戦の末辿り着いたトーヤマとの直接対決等、見所も多い。2018/12/26
psy
2
よーやく読了〜。面白かったけどなかなか読み進めらんなかった・・・時代は戦間期。ヨーロッパ、アメリカ、日本とレベッカとともに世界をかけるデービッド。これから30年代か〜そしてWW2・・・どうなっていくかなあ。次巻も楽しみですけど、いつ読めるでしょか・・・2010/06/19
可兒
2
今更ながらに思う。日英のつながりを持ってくるあたり上手い2007/12/06
kei
1
☆☆☆☆☆2011/10/13
ちょん
1
本書は1918年から1929年にわたるデービッドの「情熱の歳月」を描いています。 成人となったデービッドは、人を愛することを知り、愛される喜びを実感します。そうした人との出会いを通して、絶望の淵にいた10代とは違う生き方をしだいに身につけていきます。一番大事な変化は自分の危険を顧みず、人を救うということでしょうか。それがきっかけとなって、デービッドはジャーナリストを志します。「ペンは剣よりも強し」といいますが、まさにそれを地でいくような人生を歩みはじめます。 彼がジャーナリストになるという設定はじつに2008/01/01
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