内容説明
最近では、核磁気共鳴またはNMR(Nuclear Magnetic Resonance)という言葉が、大変身近なものとなり、新聞や雑誌などで、やたらと目にする。本書では、MRIに焦点を当てながら、単に医療分野でのMRIの紹介ではなく、できるだけ歴史的背景をも加えながら、MRIの現状と今後について展望した。
目次
1章 NMRとは(NMRの半古典的説明;NMRの量子力学的説明;化学シフト)
2章 信号観測法(高周波パルス列とNMRパラメータ;パルス・フーリエ変換NMR)
3章 NMRイメージングの基礎(位置情報の求め方;画像構成法;イメージング装置)
4章 NMR画像(NMRパラメータ;プロトン像)
5章 新しいNMRイメージング(化学シフトイメージング;スペクトロスコピー;NMR顕微鏡)
6章 NMRと超伝導(超伝導の役割;超伝導磁石)