内容説明
生涯を懺悔と奉仕に捧げた一燈園・西田天香の生活。すべてを捨てた路頭からこそ、真に強い生き方が生れてくる。
目次
一燈園と文化諸問題―宗教・教育・経済・他
おひかり堂
一燈園生活の根本義
教育について、他断片
はじめて作った三標語
清規を作るについて
人類の宿業を截断する生活
「一燈園」と「宣光社」
宗教と不二の経済
「有」即「無」―光の世界
光堂の献堂と学校行願の祈り
「私の歩いた道」―N・H・K「人生読本」にて
人生九十年
杜翁よ、安かれ(「天華香洞録」の中から)―トルストイ登天(明治四十三年十月)/三界無住拠(明治三十八年一月)
先ず執我からの革命を(天香さんの言葉・1)
光よ、とわに(天香さんの言葉・2)
『西田天香の世界』全五巻の刊行に際して
著者等紹介
西田天香[ニシダテンコウ]
1872~1968。滋賀県長浜生れ。20歳にして小作百姓百家族を率いて北海道開拓に従事。一切を捨てて断食篭坐する中で、完全な十字街頭、路頭托鉢の生活を創めた。維摩の不二の相を現実に追求実践した。96歳で帰光(永眠)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。