内容説明
本年報は、歴史をも踏まえて、研究所の本来の路線にたちもどり、近代文明に揉まれる人類の将来を日独の哲学を軸として考えていき、その成果を公表していくものである。
目次
創刊記念特別対談 上田閑照×大橋良介(聞き手)―文明と哲学
論考(「心の病」とはなにか;ポイエーシスとノエーシス―西田哲学の視点と逆視点;「枢軸時代の精神革命」とその後;「工場萌え」の考察―現代技術の美学的諸問題)
研究(人文主義か科学主義か―ルネサンスの三つの知的系譜を探る;危機と/の意味;ドイツ・ロマン派の風景画とは―その位置づけと広がりについて;地球環境学の構想と予防原則の形而上学的基礎づけ―H.ヨナスの「未来の倫理学」の一解釈;無と存在)
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