絵物語 古事記

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絵物語 古事記

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784037448707
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報





『古事記』の上巻におさめられた神話が、富安陽子さんの息のかよった文章で生き生きとよみがえりました。全ページ、山村浩二さんによる挿し絵入りで、迫力のあるイメージが広がります。注釈なしでもすいすい読める、子どもから大人まで楽しめる『古事記』の決定版です。

内容説明

息のかよった文と迫力のある絵でよみがえる神話の世界。こんなにも面白かったいにしえの神々の物語。全ページ挿画入り。小学校中学年から。

著者等紹介

富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年、東京都生まれ。和光大学人文学部卒業。『クヌギ林のザワザワ荘』により日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズにより新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』により産経児童出版文化賞、『盆まねき』により野間児童文芸賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞

山村浩二[ヤマムラコウジ]
1964年、愛知県生まれ。東京造形大学卒業。東京藝術大学教授。『頭山』『カフカ田舎医者』『マイブリッジの糸』などのアニメーション作品により、アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリをはじめ国内外の数多くの賞を受賞。絵本作家としても『ちいさなおおきなき』により小学館児童出版文化賞、『くじらさんのーたーめならえんやこーら』により日本絵本賞を受賞している

三浦佑之[ミウラスケユキ]
1946年、三重県生まれ。成城大学文芸学部卒業。千葉大学名誉教授。『村落伝承論』により上代文学賞、『口語訳古事記』により角川財団学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

128
絵本なのでしょう。1ページに必ず絵が描いてあります。古事記ものがたりの昔話にこのような単色の絵がぴったり合う感じがします。絵本作家の富安陽子さんが古事記をわかりやすくつむいでくれています。山村さんの絵がぴったりの感じで本当はかなり難しく結構残酷な部分もある物語をやさしく語りかけてくれます。いい本です。2019/01/20

mocha

82
富安陽子さんが子ども向けに丁寧に再話。雰囲気のある絵も具体的にイメージする助けとなっている。神様たちの名前はおとなでもなかなか正しく読めないものだが、全部カタカナ表記にされるとそれはそれでとても読みづらいものだなあ。2020/08/09

ムーミン

75
いにしえの日本人の想像力、日常の思い、大切にしたいと思っていたこと‥物語の向こう側にいろいろなものが垣間見えて、面白い読書になりました。2022/04/07

HMax

56
小学生の副読本にしてほしい。私も含めギリシア神話は知ってても日本の神話を知らない日本人が殆どでは? 天と地とが分かれ、高天の原にアメノミナカヌシが最初に現れた。それから最後に現れた二柱の神様イザナキ、イザナミの神様が最初に作った島が「オノゴロ島」、この響き、何となく可愛い。個性豊かな神様がたくさん登場する古事記上巻の神様の物語。 2019/01/27

よこたん

48
“ここに描かれる神さまたちはみな、悩んだり、泣いたり、怒ったり、美しい娘にひと目ぼれをしたり、兄弟でいがみ合ったりーー。” 黄泉の国のイザナミ、ヤマタノオロチ、いなばの白兎、海幸彦山幸彦など、バラバラと知っている話がつながっていくのが楽しい。語りかけてくるような文がとても読みやすく分かりやすい。更に全ページにびっしりと描かれた山村さんの絵の闇を孕んだような迫力に引っ張られる。ただ、かなしいかなカタカナ表記の神さまたちの名前が、なかなか頭に入ってこない。名前と事柄を線で結ぶ問題が出たら、まずアウトだな。2018/04/15

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