内容説明
モダニズムは何をもたらしたか。戦後、モダニズム建築は成熟度を高め、安定性を獲得すると同時にシェル構造などを用いて、記念碑性を得るための大胆な造形を追求していった。1950~60年代に建てられた建築の訪問記録。
目次
モダニズム建築の成熟
盛期モダニズム建築と日本の貢献
同時代の諸芸術と建築
1 県庁舎・市庁舎・町役場
2 美術館・図書館・文化会館
3 大学・学校
4 事務所ビル
5 病院・ホテル・広場・住宅
6 宗教施設
著者等紹介
吉田鋼市[ヨシダコウイチ]
1947年、兵庫県姫路市生まれ。1970年、横浜国立大学工学部建築学科卒業。1977年、京都大学大学院建築学専攻博士課程単位取得退学。1973~75年、エコール・デ・ボザールU.P.6および古建築歴史・保存高等研究センター在学(仏政府給費留学生)。横浜国立大学教授、同大学院教授を経て、同大学名誉教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaz
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1950~60年代に建てられた現存のモダニズム建築50件を紹介。今見ると、古い役所タイプの建物という印象だが、当時はきっと最先端だったのだろう。構成は、県庁舎・市庁舎・町役場(香川県庁舎等)、美術館・図書館・文化会館(国際文化会館、国立西洋美術館本館、憲政記念館、東京文化会館、国立代々木競技場等)、大学・学校(京都大学湯川記念館等)、事務所ビル(NTT日比谷ビル、紀伊國屋ビル、パレスサイドビル、霞が関ビル等)、病院・ホテル・広場・住宅(新宿駅西口広場等)、宗教施設(東京カテドラル聖マリア大聖堂等)。2019/07/17