内容説明
坂倉のモダニズムは生きている。そこにはいつもゆったりと時間を過ごすことのできる空間に身をゆだねている人びとのおだやかな姿がある。
目次
序章 坂倉準三の求めたもの
第1章 モダニズムの降臨―坂倉準三と神奈川県立近代美術館
第2章 近代建築精神の遺産
第3章 ル・コルビュジエが蒔いた一粒の種子―“国立西洋美術館”にはじまる建築連鎖の物語
第4章 坂倉準三の建築―その都市と公共空間へのまなざし
第5章 坂倉準三の木造住宅 一九四一‐一九五五―その造形変遷から見えてくること
第6章 都市の日常風景をつくる―坂倉準三と坂倉建築研究所の仕事
著者等紹介
松隈洋[マツクマヒロシ]
1957年兵庫県生まれ。1980年京都大学工学部建築学科卒業後、前川國男建築設計事務所に入所。2000年4月京都工芸繊維大学助教授に着任。2008年10月京都工芸繊維大学教授。博士(工学)。専門は近代建築史、建築設計論。2000年よりDOCOMOMO Japanメンバー。2005年~2006年「生誕100年・前川國男建築展」実行委員会事務局長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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