内容説明
原っぱ的な空間の質に「見えの行き来」というルールをオーバードライブさせ青森県立美術館は実現した。そこには、その場その場では確かな存在が感じられながら、その存在感が絶対ではなくて、すぐに裏切られてしまう宙吊りの感覚が生まれている。こちら側にいながら、あちら側にいる自分を想像してしまう、という事態が起こる。『原っぱと遊園地』に続く注目の第二弾。
目次
建築家の書を捨てよ、町へ出よう
1 原っぱみたいな美術館(原っぱの家;「青森らしい美術館」への回答;図式の崩壊から ほか)
2 橋は道の一部(「絶対装飾」について;既存と新規をつなぐリノベーション;実体に裏付けられることのないリアリティ ほか)
3 どこでもない場所の浮遊感(人との距離の感覚;もうひとつの「デザイン」のあり方;妹島和世のフレキシビリティ ほか)
著者等紹介
青木淳[アオキジュン]
1956年神奈川県生まれ。80年東京大学工学部建築学科卒業。82年同大学院修士課程修了。83~90年磯崎新アトリエに勤務。91年青木淳建築計画事務所設立。作品「馬見原橋」(くまもと景観賞)、「潟博物館」(日本建築学会賞作品賞)、「S」(吉岡賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- SGU警視庁特別銃装班