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内容説明
能動‐受動、主体‐客体という図式におさまらない芸術体験(作品の受容と制作)の内実を、「中動態」という言語の範疇を援用することで闡明した前著での議論を踏まえ、そこで残された課題、すなわち芸術という領域における他者との関わり、ひいては芸術制度の社会的成り立ちを考察。
目次
1 二つの場面の中動態(「感じられる」の中動態;相互状況の中動態と社会システム)
2 作品を介する自他関係(共感と「構え」;「作品」との関わり、他者との関わり;二項関係の他者、三項関係の他者;作品の「実在」と他者)
3 客観的事物としての作品と社会(アーレントの「公共」と作品;ルーマンの「芸術システム」と作品;ブルデューの「ディスタンクシオン」と作品;「見せる」ということ;作品をめぐる相互行為と「枠」)
著者等紹介
森田亜紀[モリタアキ]
1954年京都市に生まれる。2015年同退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。