出版社内容情報
服飾にみるジェンダー規範
作家たちは服装の記号を駆使していかに作品を描いたのか? フランス革命と服飾(バルザック)、変装する女性(サンド)、オート・クチュールの世界(ゴンクール)、女の欲望を掻き立てるデパート(ゾラ)など、小説に登場するモードを通して19世紀のフランス社会を読み解く。
内容説明
服飾にみるジェンダー規範。作家たちは服装の記号を駆使していかに作品を描いたのか?フランス革命と服飾(バルザック)、変装する女性(サンド)、オート・クチュールの世界(ゴンクール)、女の欲望を掻き立てるデパート(ゾラ)など、小説に登場するモードを通して19世紀のフランス社会を読み解く。
目次
第1章 フランス革命とモード―バルザック『ふくろう党』
第2章 変装する女性―ジョルジュ・サンド『アンディヤナ』
第3章 ダンディへの変貌―バルザック『幻滅』
第4章 『人間喜劇』における「モードの女王」―バルザック『骨董室』『カディニャン公妃の秘密』
第5章 第二帝政期の社交界の若い娘―エドモン・ド・ゴンクール『シェリ』
第6章 デパートによる「女性の搾取」―ゾラ『ボヌール・デ・ダム百貨店』
著者等紹介
村田京子[ムラタキョウコ]
京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学、文学博士(パリ第七大学)。大阪府立大学名誉教授。専攻、一九世紀フランス文学・ジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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