内容説明
著者が生涯にわたり構想した、すべての現象学・現象学的思考の根底となる「自然の現象学」。その成果として世に問うた諸論攷を俯瞰するとともに、その基礎でありながらこれまで個別に論究された「感性論」「論理」「実在と表象」「自由と非自由」「身体論」「他者論」といった重要テーマについて、それらを串刺しにする透徹したパースペクティヴにより詳説。
目次
第1章 「自然の現象学」入門(「現象学」とは何か;「自然の現象学」とは何か)
第2章 「自然の現象学」の展開(時間・空間の論理;歴史と文化の根底へ;行為と無為;身体の生成;他性と場所)
第3章 「自然の現象学」出門(「自然の現象学」の基礎的諸概念に関する諸問題;「自然の現象学」の基礎的論理に関する諸問題;「自然の現象学」における表現と方法に関する諸問題;「自然の現象学」ののちの「自然の現象学」)
著者等紹介
中敬夫[ナカユキオ]
1955年大阪府生まれ。1987年京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。1988年フランス政府給費留学生としてフランスに留学(ボルドー第三大学博士課程)。1991年パリ第四(ソルボンヌ)大学博士課程修了(博士号取得)。現在、愛知県立芸術大学美術学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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