内容説明
「自ずから然り」という意味での「自然」についての現象学的諸研究のなかから、サルトル、メルロ=ポンティ、ハイデッガー、アンリ、ベルクソン、ブロンデル、カント、シェーラー、シェリング、マリオン等の思索を検討しつつ、「超越論的・現象学的」な意味での自由、「行為」の自由、「倫理的」な自由、「宗教的・形而上学的」な意味での自由等について、それらの根底に「非自由」や「無為」を見るという観点から考察する。
目次
第1章 現象学派の「自由」と「非自由」
第2章 モーリス・ブロンデルにおける「行為」
第3章 ベルクソンの「自由」
第4章 自由の自己‐触発―カントとシェーラー
第5章 実存と根底―人間的自由の非自由
第6章 受苦する神の自由/非自由―シェリングとミシェル・アンリ
第7章 「有とは別様に」の思索と「放下」―シェリング、ハイデッガー、マリオン
著者等紹介
中敬夫[ナカユキオ]
1955年大阪府生まれ。1987年京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。1988年フランス政府給費留学生としてフランスに留学(ボルドー第三大学博士課程)。1991年パリ第四(ソルボンヌ)大学博士課程修了(博士号取得)。現在、愛知県立芸術大学美術学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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