出版社内容情報
「ベクトル解析」と聞くと、厳めしくて難しい世界のような感じがするかもしれません。「ベクトル」は高校生のときに数学や物理で学ぶものですが、苦手だった人も少なくないと思います。それに「解析」という言葉がプラスされるので、抵抗感をもつ人も少なくないでしょう。
しかし、そんなベクトル解析も実は理解するのに比較的容易な数学ともいえるのです。そして何よりベクトル解析は、現代の日常生活に必要な身近なものから最先端の科学にいたるまで、あらゆるところで活躍している数学なのです。
本書は、専門の数学と高校数学の懸け橋となるべく書かれた、基礎教養をしっかりと学べる入門書です。
内容説明
ベクトルを使って物事を解明する。ベクトルを微分・積分する。高校の復習もしながら丁寧に解説。現代の日常生活に必要な身近なものから最先端の科学にいたるまで、あらゆるところで活躍している「ベクトル解析」の、基本から応用までの基礎教養がしっかり身につく入門書。
目次
第0章 ベクトル解析を学ぶ前に
第1章 まずは、ベクトルの基本
第2章 いろいろな座標と図形のベクトル方程式
第3章 ベクトルを「微分・積分する」って?
第4章 線積分とは線に沿った積分
第5章 面積分とは曲面に沿った積分
第6章 勾配grad、発散div、回転rot
第7章 「場の積分」を理解する
第8章 曲線の曲がり具合と捻れ具合
著者等紹介
涌井良幸[ワクイヨシユキ]
1950年、東京都生まれ。東京教育大学(現・筑波大学)数学科を卒業後、高等学校の教職に就く。コンピューターを活用した教育法や統計学の研究を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。