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内容説明
NHKワールド・ラジオ日本の元に“ラブレター”が届き始めたのは、2011年3月、東日本大震災が起きた時でした。英語、フランス語、インドネシア語、アラビア語、スワヒリ語、ロシア語…。様々な言語、様々な国や地域から、続々と手紙、メール、時には絵だったり、作品だったりが、日々、「ラジオ日本」に届くのです。「復興に向けて頑張るみなさんの姿は、私の励みになっています」「私はやっぱり日本が好きです」等々。その数は、5000通をゆうに超えました―。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわ
46
【図書館】日本のニュースや文化を様々な言語&ラジオとインターネットで世界に発信しているラジオ日本。東日本大震災のあと、世界各国から応援や励ましのメッセージが続々と届いたそうです。日本の悲劇に寄り添い哀しむ言葉。立ち直ろうとする日本人の姿に励まされ、応援するメッセージ。かつて自分の国を襲った災害時に日本人に助けられたと感謝し、一緒にがんばろう!と言う人。正直、国名ぐらいしか知らない遠い国も多く、飢餓や紛争でご自身も大変な環境だろうと思われる方達もいらして…そのメッセージのひとつひとつに心が温かくなります。2015/06/11
Kentaro
43
東日本大震災発生後、ラジオ日本は、NHKのニュースセンターから出稿される原稿を次々と17言語に訳し、ラジオとインターネットで世界に発信し続けた。増え続ける死者・行方不明者の数。 大津波による極限の恐怖を体験した生存者の声。 政府の対応など。 局内には、緊迫した空気が流れていた。ラジオ日本のセクションには、29の国と地域出身の外国人アナウンサーが働いているが、状況の深刻さに原稿を下読みしながら泣き出す者、異常な事態に動揺する者もいた。さらに、放送直後から、海外の様々な放送局や新聞社より電話が鳴り続いた。2020/07/25
to boy
25
アジアはもちろん、中近東、南米、アフリカなどからの日本を応援する手紙に胸が熱くなります。「数家族の方を受け入れる事が出来ます」というイランの方のお手紙など人の心の暖かさに思わず涙してしまいました。2015/04/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
世界中にニュースなどを発信している「NHKワールド・ラジオ日本」 東日本大震災が起きた時から17言語に訳し世界に発信。世界のリスナーからラブレターが日本に届くようになった。そのメッセージを紹介。世界は繋がっている!2021/05/08
soccer
5
胸を熱くする一冊。世界はまだ繋がっていることを確認できた。2016/03/10