目次
1 ミリオンセラーはどのようにうまれたのか(水虫からフットケアへ;「足の裏キレイにし隊」結成;深夜のラーメン屋;ブレーク!;「ベビーフット」海をわたる;「足の裏キレイにし隊」解散、そして)
2 ちいさくてもヒットをつくる3つの力(女性の力;伝える力;信じる力)
著者等紹介
中島隆[ナカジマタカシ]
朝日新聞編集委員。1963年生まれ。86年、朝日新聞に入社し、鹿児島支局に勤務。その後、西部、東京、大阪各本社の経済部員として、流通サービス、電機、金融などを十数年にわたって取材する。名古屋報道センター次長、生活部次長、夕刊連載されていた「ニッポン人脈記」のデスク兼ライター。2011年に中小企業担当の専門記者になり、12年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
37
中小企業の現場では、数々の、世間には知られなていない「ちいさな奇跡」が起こっている。東京の渋谷駅にほどちかい、近代的なオフィスビル。そこにある「リベルタ」という会社が、その奇跡を起こした会社。社員は70人ほど。 この会社は、ちょっと不思議な美容グッズを開発し、販売している。値段は1728円。2013年春には、500万個を達成。販売のアクセルは全開し、2014年の春には、累計700万個!年間100万個をこえるミリオンセラーで、約45カ国に輸出。この商品の名は、ベビーフット。赤ちゃんの足のようになるという。2019/12/18
アロハ
4
図書館本。なんだかあっさり読めすぎ。「商品開発ではなく、表現開発」この言葉を得ただけで良し。2016/06/11
うさうさありす
4
同じ働く女性として、直向きに頑張る女性たちを見ると応援したくなります。本書はひとつのヒット商品を生み出すために女性スタッフが如何に尽力したか、その過程が書かれています。読んでいて、大変失礼かと思いましたが、彼女たちが特別秀でていた訳ではない事が分かります。女性目線で考えたちょっとした改善や工夫、彼女たちのやる気がうまく噛み合っての大ヒットだったのではないでしょうか。また、添付された皮むけ足の写真はインパクト大で、私も早速買って試してみようと思いました。2014/07/31
もりけい
4
女性社員に任せて成功した商品開発の事例集かと思いきや、ベビーフットという足裏美容の商品のみの話でした。驚くほど頭に入ってこない文章と構成でヒット商品を生み出す秘密はさっばりですが、商品が気になったので実際に買ってきました。一週間すると日焼けしたときの皮のようにボロボロとむけて心なしかきれいでやわらかな感じになりました。手軽であることと効果がよくわかる点で商品が良くできているのは確かです。2014/07/30
osakaspy
0
著者は新聞社の記者で、専門は中小企業。本書では、「足裏の角質をとる」という画期的な商品を生み出し、大ヒットさせたある中小企業の物語が描かれている。最初はお決まりの借金だらけの経営だったが、この商品を信じ、頑張ってきた社長に運が訪れた。最初は男性向けの商品として売れていた。しかし、その後この商品がメガヒット商品となるのは「足裏を赤ちゃんみたいにきれいにしたい!」という女性社員の視点から商品を企画広告したことにある。日本は中小企業に支えられており、中小企業こそまだまだ成長の可能性があることを考えさせられる一冊2014/08/19