内容説明
「大暴落」「沈没」「崩壊」に漂う“うさんくささ”、財務官僚は財政再建のことなど考えていない、株価で経済を読もうとする間違い、「ふんわりした理論」が誤解を招く、金融政策は「お風呂のお湯」と同じこと。シンプルに考えれば、経済がうんとわかりやすくなる。「余計なもの」をそぎ落とせば、最後に残るのは真実のみ。世にはびこる「バカな経済論」を、シンプル思考によって論破する。
目次
第1章 まず、「どう考えても当たり前のこと」から説明しよう(経済の真実は原則のなかにある;お金はこうして世の中を回っている ほか)
第2章 経済効果を「シンプルな視点」から評価する(現代版「3本の矢」ははたしてうまくいっているのか;別に「なくてもいい」2本目と3本目の矢 ほか)
第3章 「デフレの正体」と日本経済回復への道のり(財務省の手玉に取られた民主党政権;10年も正常に機能してこなかった日銀 ほか)
第4章 狡猾な官僚と浅はかなマスコミが「トンデモ経済論」を流布させる(毒にしかならない「新聞」や「経済誌」;「財務省の手先」に成り下がっているマスコミ ほか)
第5章 あなたがダマされずに「現実を読みとる」ために(「俗論の鵜呑み」では何も進歩しない;「自分の納税額すら知らない」オメデタさ ほか)
著者等紹介
高橋洋一[タカハシヨウイチ]
1955年東京都生まれ。都立小石川高等学校(現・都立小石川中等教育学校)を経て、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍し、「霞ヶ関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」など数々の政策提案・実現をしてきた。2008年退官。現在、嘉悦大学ビジネス創造学部教授、株式会社製作工房代表取締役会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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