目次
1 天気予報―利用する前に知っておきたいこと(天気予報の歴史;天気予報の進化 ほか)
2 気象の基礎知識―天気予報を理解するために(太陽からの熱エネルギー;熱エネルギーの運搬 ほか)
3 実践的天気予報―自分自身で天気を予測する(天気予報の利用;局地気象 ほか)
4 異常気象―地球温暖化がもたらすもの(地球温暖化;気象レジームシフト ほか)
著者等紹介
馬場正彦[ババマサヒコ]
1947年生まれ。1970年、東海大学海洋学部卒業後、日本青年海外協力隊のメンバーとしてフィリピンで海洋調査に携わる。1980年、(株)気象海洋コンサルタントを父とともに設立。1994年、第1回気象予報士試験に合格。その後、南極大陸周辺基礎地質調査に伴う気象・氷象予測スタッフとして、1995年から5回にわたって地質調査船“白嶺丸”に乗船。1999年、気象海洋コンサルタント代表取締役に就任。遠洋漁業向けの気象情報提供という主業務に加え、プレジャーボートに特化した気象情報提供サービスも本格的に取り扱い始める。2004年アテネ五輪では、JOC(日本オリンピック委員会)の象気担当スタッフに就任。セーリング競技をはじめ、多くのメダルをもたらす原動力となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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猿谷透
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釣りやマリンスポーツを楽しむ人間にとって海の天気を予測することは死活問題にかかわる。陸地の天気予報だけを信じて、海に出るとえらい目に遭うことが多い。平野部が穏やかな晴天なのに、海上では風が吹きすさんでいることも珍しくはない。本書は天気予報の基礎のおさらいから海上天気の特殊性に考慮した内容までも網羅している。それでいて簡単簡潔に書かれているので、読みあぐねることはない。著者自身気象予報士であるとともにヨットマンなので、海に出て必要な天気の知識や予測の仕方など、痒いところに手が届く構成となっている。2014/03/05