会社・社員・お客様 みんなを幸せにするＭ＆Ａ―実例に基づく７つのストーリー

三宅 卓【著】

あさ出版（2013/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 242p／高さ 19cm
• 商品コード 9784860635763
• NDC分類 335.5
• Cコード C2034

内容説明

中小企業Ｍ＆Ａ第一人者が教える、会社を強くする方法。経営者だからこそ直面する問題、悩み、転機の中からよくある７つを紹介。大事なのは、相手とタイミング、そして決断です―。

目次

第１章　会社の成長が止まり、先行きが見えない…―（売り手）フグ卸会社Ｊ社×（買い手）ウナギ問屋Ｂ社
第２章　業界再編の容赦ない波。生き残りをかけた経営者の決断―（売り手）建設業用鋼材販売会社Ｎ社×（買い手）製造業用鋼材販売会社Ｓ社
第３章　時代の変化に合わせて成長戦略を加速させたい―（売り手）パッケージソフト開発・販売会社タス社×（売り手）ソフトウエア開会社ソフトビジョン社×（買い手）ソフトウエア開発会社ウィズソフト社
第４章　会社、社員、取引先を守りたいのに、後継者がいない―（売り手）計装エンジニアリング会社北日本計装制御×（買い手）空調関連機器商社東テク社
第５章　社長の突然の病気で会社が倒産危機に―（売り手）印刷会社社長武藤氏×（買い手）印刷会社Ａ社
第６章　社員に夢を持たせ、幸せにしたい―（売り手）タオル製造会社Ｔ社×（買い手）衣料系大手総合卸会社Ｏ社
第７章　破綻企業を再生して、グループ拡大へ―（売り手）印刷会社Ｗ社×（買い手）中堅印刷会社Ｘ社

著者等紹介

三宅卓［ミヤケスグル］
株式会社日本Ｍ＆Ａセンター代表取締役社長。１９５２年神戸市生まれ。日本オリベッティを経て、株式会社日本Ｍ＆Ａセンターの設立に参加。営業本部を牽引し大幅な業績アップを実現して東証一部上場に貢献。中堅・中小企業のＭ＆Ａ実務における草分け的存在であり、第一人者（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はな]

日本M&Aセンターの社長によるM&A事例集。読み物としてのインタビュー。ある意味こんな綺麗事ではないだろうが、経営者、特に売り手の企業の社長の無念さや葛藤や躊躇は共有出来た。

2021/03/25

[Shunsuke Machizuka]

この本を読んで一番驚いたのは日本の中小企業の66%が後継者がいないということ。（何か他の打ち手はないかな？）このことから、会社と会社のマッチングすなわち、Ｍ＆Ａの重要性が増していくと述べている。Ｍ＆Ａという概念は自分にとってはまだ身近ではないが、結婚という比喩や、エピソードを用いて説明してくれたので、とても分かりやすかった。個人的にも中小法人には必ず散り際があると思うので、それをどうしめくくるかを前もって意思決定するのは本当に大事だと思う。

2014/04/11

[えりにゃ]

7つの事例からM＆Aの良さや特徴を著している。人間主体であったり、結婚に準え「縁とタイミング」とし、企業も経済も生き物のように感じた。三方よしのような皆の幸せを追求する志ある経営者の話を知れて興味深かった。

2021/06/05