内容説明
「就業規則に書いてないじゃないですか!」個人メールをモニタリングしたら…パートなのに退職金!?退職者からも未払い残業代の請求が!入社15日目に豹変した不良社員!社労士が書いた頻発労務トラブルストーリー。
目次
1 採用トラブル―見習社員、入社一五日目に豹変!!
2 ネット管理とプライバシートラブル―彼氏へのメール、弟へのメール
3 育児休暇拒否トラブル―女性社員に総すかんされた三代目の若社長
4 年俸制の残業代トラブル―流行りの年俸制の落とし穴
5 休職規定トラブル―社員五人の会社で休職二年!
6 セクハラ・パワハラトラブル―社員の気持ち、父の気持ち
7 解雇トラブル―労働法を勉強する不真面目社員
8 退職金規程トラブル―ベテランパートタイマーが退職金を要求してきた!
著者等紹介
山田順一朗[ヤマダジュンイチロウ]
1968年、東京都生まれ。山田総合法律事務所代表。社会保険労務士・行政書士。『防衛戦略的就業規則』という独特の視点で就業規則を作成する専門家として、業歴13年の間に零細企業から上場企業まで200社近い企業の雇用・経営管理に関与し、全国経済紙へのコメント掲載、専門誌への寄稿などのほか、法改正セミナー開催なども多数手がける。全国規模の若手社労士組織、社労士チーム・ソーシャルウィンド代表。スタート合同会社LLP・LLC起業活用センター代表社員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Humbaba
3
就業規則など問題にならないことが一番である。しかし、もしも問題になった時、何も準備していなければ大きなダメージを受けることになる。いくら常識的に考えて、といったところで、就業規則に書かれているとすれば優先されるのはそちらである。2013/05/28
ねじちょこ
1
就業規則に関してのトラブル等がわかりやすく書いてあって、経営者でなくてもとってもためになります。社員の人も経営者の苦労等が書いてあって是非読んでもらいたいですね。肩肘張るようなタイトルですが内容は興味深いものばかりで、某法律番組的な感じで面白いと思います。これを入り口にして就業規則や労基法の本等読んでみたくなりました。お勧めの1冊です!2012/06/29
すべから
0
経営者側にとっては勿論、社員側にとっても有益な内容。やはり明確なルールが整備されていないところで起きたトラブルはやっかい。ストーリー性もあり、読み物としても面白いので、ドラマ化しても良さそう。2011/04/23
ぷち
0
社労士の守備範囲は、労務・保険だが、その関係法令だけを使っていてはダメ。特に労務に関しては、労務だけの問題でないことも多いので、常に手を広げ勉強していかねばならない。 そんなたくさんの情報の中からこそ、コアな会社のコアな社長にも合った仕組みが作り出せる。2009/01/11