内容説明
本書は序章と全3部・8章で構成されている。序章では、中小企業はISO9001をどう捉えて活用すればいいのかを解説。第1部は実際にISO9001を導入し、会社経営に活用しているミヤザワ工業と東上不動産について、それぞれ導入の経緯から活用方法までを詳しく紹介している。これらの事例から何を参考にすればよいかもそれぞれの章の後半で解説している。第2部では、中小企業が抱えるさまざまな経営問題に対して、ISOがどう効力を持つかを、いくつかの会社の実例を示しながら紹介した。それぞれの章の後半では、どのように効果が上がるかを解説している。第3部はISOを成功させるために有効なノウハウを紹介し、マニュアルの作成から審査登録機関による審査、そして2000年版への移行まで、実際に導入や更新する場合に役立つ知識を紹介している。
目次
中小企業だからこそ注目したいISO9001の導入
第1部 小さな会社の大きな成果―ISOを導入し、業績を上げた会社の具体例(業界での評価を高め、信用度を向上させる;業務改善を図り、仕事の効率を上げる)
第2部 社内改革を進めるツールとしての役立て方―ISOは社長の“悩み”を解決する(社員の意識改革を起こし、やる気を引き出す;会社をガラス張りにし、業務の透明化を図る;ISOを社内体制を一新するきっかけにする)
第3部 ISO導入へ向けての具体的手順―2000年版対応に向けての作業のすすめ方(使い勝手の良い品質マニュアルの作り方;審査を受けるとき知っておきたいこと;2000年版の特徴と移行への手続き)