内容説明
日本を知らなかったモンゴル人科学者が、駐日モンゴル大使になって想像外の日本を知った。先入観のない日本論は新鮮で率直、驚いて、頷いて、考えさせられる。
目次
第1部 母なる地、モンゴル人(私たちは何者か;外交官でない外交官たち ほか)
第2部 探索、混迷、道程(壁と窓、財産と学問;体制移行、危機と難題)
第3部 交流、難題、架け橋(パートナーシップ;相撲は交流の架け橋だが、ときに障害となる ほか)
第4部 心に暖かい郷、日本人(他人の家の窓を通さず自分の目で見た日本;先輩と後輩)
第5部 現在の生活と未来の運命(今日満腹して明日飢えないために;アトランティス文明の伝説)
著者等紹介
ザンバ・バトジャルガル[ザンババトジャルガル][Zamba Batjargal]
1945年モンゴル国オブス県生まれ。ソビエト連邦レニングラード(サンクトペテルブルク)気象大学・大学院卒業、理学博士。1979‐1988年モンゴル国気象庁次官兼情報コンピューターセンター長、長官、1988‐1990年経済相互援助会議(コメコン)事務局環境専門官、1990‐1996年自然環境大臣。この間に1980‐1984年人民大会議(国会)代議員、1992‐2000年世界気象機関(WMO)アジア地域部副代表・代表、2000年国連砂漠化対処条約(UNCCD)締約国会議議長に選任される。2001年10月より駐日モンゴル国大使。環境と社会、気候と水問題などの論文多数。気象・環境問題の研究と行政での功績によりモンゴル国の最高勲章である「北極星勲章」と「赤旗勲章」を受勲
大束亮[オオツカリョウ]
1965年生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。モンゴル語通訳
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