内容説明
画家・平澤重信は、常に鋭い眼差しで現代の日常の世界を観ている。そして、社会に対する作家の思いは、絵筆を通してメッセージとなり、人々の心に響くような「絵画」として表現される。そこには人間として大切な心の温かさで満たされている。その絵画世界へ通じる三つの扉。美術ジャーナリスト三田晴夫、藤田一人、そして詩人の小川英晴のそれぞれの視点から平澤重信の世界が見えてくる。
目次
第1章 平澤絵画の特異な構造をめぐって
第2章 自由美術出品作品1992‐2011
「一問一答」平澤重信
第3章 真摯なレフュージュ―平澤重信のサブワーク
第4章 少年の日の夢を描く―平澤重信・心の旅
著者等紹介
平澤重信[ヒラサワジュウシン]
1948年長崎市に生まれる。1971年日本大学農獣医学部獣医学科卒業。1978年自由美術協会会員となる。1992年以後個展を中心に発表を行う。1997年ガラス絵をはじめる。2000年墨のドローイングの発表をはじめる。2011年武蔵野美術大学油絵学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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