内容説明
1200年の歴史を有する四国遍路は、今もなお多くの人々を四国へ誘い、地域の人々もお接待で迎える、生きた四国の文化です。センターに集う学内外の多彩な研究者が紡いだ八十八の最新研究によって、四国遍路と世界の巡礼の魅力について紹介します。
目次
中世の四国巡礼
法房標石と太山寺の札挟み
宇和島藩の遍路統制と番所
江戸時代の行き倒れ遍路をめぐって
「寄り道」する遍路
北条の「へんろ」の墓と俳人高浜虚子
明治初期の遍路統制―法的根拠の変化
戦時下の五ヶ所・十七ヶ所参りについて
質問紙調査から見る現代の四国遍路(1)
質問紙調査から見る現代の四国遍路(2)〔ほか〕