内容説明
患者さんに何を聞いても「変わりなし」のため、何をどう聞いてよいのかすら見当もつかないという悩みも、多くの薬剤師に共通のものなのではないでしょうか。本書では、このような状況の中で悩んでいる多くの薬局薬剤師のために、それらの悩みを一気に解決する魔法のような考え方をご提供いたします。それが「服薬ケア」という考え方です。
目次
第1章 服薬ケアの基本的な考え方(現代医療における薬局薬剤師の役割;外来患者さんの薬物治療 ほか)
第2章 服薬ケアコミュニケーション(薬剤師の医療にとってのコミュニケーション技術;コミュニケーションの成り立ち ほか)
第3章 服薬ケアステップ(服薬ケアステップとは何か;服薬ケアステップの御利益 ほか)
第4章 事例にみる患者応対のボイント(薬も同じ、症状も変わりなしの患者さん;何を聞いても話してくれない患者さん ほか)
著者等紹介
岡村祐聡[オカムラマサトシ]
有限会社服薬ケア研究所所長。明治薬科大学薬学部薬剤学科卒業後、調剤薬局勤務、調剤薬局チェーン管理職(教育担当)を経て、平成11年に服薬ケア研究所を設立。薬剤師のケアの概念を再構築した、「服薬ケア」理論を各地で提唱し続けている。また、全国各地で開催される研修会・講演会ではPOS、コミュニケーションといった実務的な内容を実践的な方法論により詳しく解説し、現場の薬剤師から大きな支持を得ている。現在、東京と関西地区で開催されている「服薬ケアセミナー」では、実務的な内容のみにとどまらず、ほかのセミナーではなかなか聞くことができない「医療者としての心構え」などの内容が、多くの薬剤師の心の支えとなっており、九州や東北各地など遠方からの熱心な参加者も多く、大変好評を得ている。服薬ケア研究会会頭、日本薬剤師会会員、茨城県薬剤師会研修委員、つくば薬剤師会理事、日本POS医療学会会員、日本薬学会会員、日本社会薬学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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