出版社内容情報
《内容》 創薬に向けた産学協同モデルを具体的に解説し、その成果を初めてまとめた講演録。国立大学の独立行政法人化を目前に、産学連携の在り方を探る貴重な提言。
内容説明
本書は、2001年12月13日(木)に横浜パシフィコで開催された第22回日本臨床薬理学会年会イブニングセミナー「アカデミー・インダストリー・リレーションシップ‐ゲノム創薬から臨床試験まで‐」と、2002年3月9日(土)に東京大学で開催されたシンポジウム「薬学分野における研究成果の特許化・事業化の考え方と実際」の二つの会の講演内容を1冊にまとめたものである。本書では、臨床試験についての産学連携による教育モデルの開発、海外における産学協同臨床研究の先進的な現状、アカデミアとインダストリーの人材交流のあるべき姿、バイオ産業における技術移転と知財マネージメント、新しい共同研究モデル、ライフサイエンスでの起業の事例、蛋白質の構造解析と特許、バイオ創薬支援と投資など、先駆的試みから具体的な実務の事例まで紹介されている。
目次
第1部 第22回日本臨床薬理学会イブニングセミナー アカデミー・インダストリー・リレーションシップ―ゲノム創薬から臨床試験まで(新しい産学共同研究モデルによるゲノム創薬事業の試み;インダストリーから臨床試験を学ぶ;治験に対する教育研修プログラムの実践;企業内医師からみた産学連携 ほか)
第2部 東京大学薬学部シンポジウム 薬学分野における研究成果の特許化・事業化の考え方と実際(バイオ分野の産学技術移転とTLOの役割―東大TLO CASTIの事例から;新しい産学共同研究モデルによるゲノム創薬事業の試みと実際;ライフサイエンス領域での企業の実態と課題;蛋白質の三次元構造解析成果の特許出願とその問題点 ほか)
著者等紹介
岩崎甫[イワサキマサル]
アベンティスファーマ株式会社臨床研究センター長
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