内容説明
ここまで解明された白血球血液型HLA(Human Leucocyte Antigen)のよもやま話。最先端医学研究に揺れる固定概念とは―。
目次
プロローグ HLAの旅のはじめに
第1章 運命の「赤い糸」を科学する
第2章 HLAと病気
第3章 赤の女王仮説
第4章 過剰適応
第5章 白血病は不治の病ではない
第6章 骨髄バンク
第7章 民族のルーツを探る
第8章 犯罪捜査とHLA
エピローグ HLAはプロメテウスかエピメテウスか
著者等紹介
佐治博夫[サジヒロオ]
1937年、滋賀県生まれ。1960年、京都薬科大学薬学部を卒業後、京都府立医科大学法医学教室助手。その後、京都府赤十字血液センター技術部長、研究部長を経て、2000年、特定非営利活動法人HLA研究所を設立。理事長・所長に就任。京都大学医学部講師、同保健学科講師を歴任。現在、京都府立医科大学講師を兼任。主な学会活動:日本組織適合性学会(監事)、日本造血幹細胞移植学会、日本血液学会、WHOマイナー組織適合性抗原命名委員
佐治弓子[サジユミコ]
1938年、埼玉県生まれ。1966年まで、坂東流師範名取(坂東富二絵)として、日本舞踊教室主宰。1981年、京都薬科大学生物薬学科を卒業後、京都薬科大学微生物学教室研究生を経て、2007年5月に結腸癌発症まで、薬局管理薬剤師として従事。現在、京都府立医科大学法医学教室在籍。主な学会活動:日本法医学会、日本アルコール・薬物医学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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