出版社内容情報
“作り手”vs“語り手”、相克は闘いへ!
停滞するラーメンチェーンの跡目争いを
鮮やかに仲裁し、秀逸な後継を見届けた芹沢。
ある夜、とある親睦のパーティーへ。
それは、同業者とメディアなどの関係者が集い、
ラーメン業界の歴史を記念する宴だった。
しかし、ラーメンを作る者、と語る者、
長らく抱えてきた鬱憤が噴き出して…
【編集担当からのおすすめ情報】
さすが芹沢、後継者争いを見事に解決!
「麺屋 炎志」編、完結。
そして、次なる章は、
SNSほかネット隆盛の現代に
ますますくすぶるアノ問題……ラーメン業界でも激熱です!!
【目次】
第108杯ーーーー5
第109杯ーーーー27
第110杯ーーーー49
第111杯ーーーー71
第112杯ーーーー93
第113杯ーーーー115
第114杯ーーーー137
第115杯ーーーー159
第116杯ーーーー181
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
13
芹沢さんが無理やり当事者にされるのがお決まりになってきたな。2025/07/01
みやしん
8
コンサル・批評系メンバーが遂に前線へ引っ張り出される。手には手の口には口の戦い方の火蓋が切って落とされる。特にカムバック系ボンボンは家族も薄気味悪い。場外で裕福ロックミュージシャン批判の願い叶う。2025/07/07
毎日が日曜日
8
★★★+ 作り手に求められる資質と語り手に求められる資質の違い。2025/06/30
コリエル
7
お次は実作者vs.批評者か。かつてはラーメン批評家の大家石神秀幸を監修に据えていた作品が手を付ける題材としてはやや挑発的にも思えるが、氏が監修から外れていることと何か関係あるのかね。とはいえ、批評家にも良し悪しがあるという意見にまとめてあって、今のところそこまで好戦的ってわけでもない。有栖さんはやっぱり芹沢に実作を担当させるのかな。2025/07/02
takashi
6
炎志編、最終話。できる隠し子、新谷のテコ入れは素人目にもわかりやすい成功。三兄弟は父の呪縛からの解放は結構だけど、新事業は失敗する予感しかない。未亡人はそれでいいのか⋯⋯。●ラーメン屋あるある、と見せかけて次章への振り。大盛り無料は気にしたことないけど、意地悪な券売機と煩雑なタブレットはよくある。旨くて横柄なラーメン屋とまずくておおらかなラーメン屋。これらは極端な例にしろ、どちらとも言い難い。しかし度々若くないアピールする芹沢だが、つけ麺特盛の後に三杯食べているという。(続く)2025/09/20