出版社内容情報
便りを送り、便りが届く。喜び、悲しみ、励まし、いたわり…。大切なあの人に手紙を書きたくなる、21の珠玉のエッセイ。
内容説明
いつまでも若々しくしているヒントは、手紙をていねいに書くこと。素敵な自分を保つには、トレーニングが必要です。「ていねいに書く」ことは、「ていねいに生きる」ことにつながります。そういう時間の積み重ねが、生きてきたすべてになるのです。大切なあの人に、手紙を書きたくなる。一通の手紙がつむぎだす21のストーリー。
目次
1 喜びを贈る(銀座で出逢ったドレミのおじさん;たゆまず、おこたらず ほか)
2 心をつなぐ(励まし合いの心の緒;うれしきこと二つ ほか)
3 笑顔を届ける(リンボウ先生が訪ねてきてくれた!;毎日コツコツ自分育て ほか)
4 感謝をこめる(心が落ちこんだ日の常備薬;まっすぐな若い心 ほか)
著者等紹介
清川妙[キヨカワタエ]
1921年、山口県生まれ。奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)文科卒。教職を経たのち文筆活動に入る。エッセイ、古典評論、手紙の書き方など、多方面にわたる執筆、講演会などで幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロマンチッカーnao
23
素晴らしい本です。こんな手紙を書けたらないいな。僕、字が汚いんで? 手紙って、それ自体が贈り物ですよね。人によっては宝物にもなりますよね。 だからこそ、丁寧に心を込めて書かないと。字のキレイや汚いはその次の話。 ハガキはカジュアルな普段着、手紙は正装という喩え。 手紙は自分の代わりに相手を訪れるもの。 どれもがなるほどと思えるものでした。 ネットさえつながっていれば、メールやラインで連絡はすべてできます。それでも、手紙やはがきでないと伝えれないもの。伝えたい人っていますよね。良い本です。2018/09/05
メープル
11
手紙って良いなぁ。大切な人との手紙のやりとりとても素敵でした。言葉遣い、相手を思いやる言葉、便箋やハガキの選び方がそれぞれ本当にすばらしくて、手紙から清川さんへの愛情がたっぷり伝わってきました。 私もこういう素敵な手紙をかける女性になりたい。なかなか対面で会うのも難しい時期なので、こういう時こそ手紙を送れたらとおもいました。2020/07/12
すいれん
2
義理の娘さんからの手紙「たてまえと本音の使い分けのない」という受け取り方に感銘。あと好きな字や素敵な連綿をみつけると、真似したくなる。手紙書くのももらうのも好きだからこの手の本は、大好物。筆者の使いつまれた万年筆が素敵。2016/01/10
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