わが師太宰治に捧ぐ

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860293024
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

太宰治がくれた、かけがえのない宝とは。

目次

第1部 暗冥に光を―太宰治追想(箱根の太宰治;初対面のころ;若き師;“軽み”を忘れるな ほか)
第2部 短篇集『古都の女』(古都の女;暗い流れのなか;室生路;白い壁 ほか)

著者等紹介

桂英澄[カツラヒデズミ]
大正7年、東京生まれ。作家。京都帝国大学文学部哲学科卒業。NHKに勤務。戦後、胸を病んで療養生活。のち同人雑誌等に創作を発表する。姉は洋画家の桂ゆき。戦前から太宰治に師事し、晩年まで桜桃忌を取り仕切った。『寂光』(筑摩書房)が第68回直木賞候補作になった。平成13年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まゆまゆ

15
太宰さんの最後の愛弟子、桂英澄さんの短編集「古都の女」と、「暗冥に光を―太宰治追想」の二部構成の1冊。前半の追想では、箱根で会った時、初対面の時など色々なものが書かれています。「実にやさしく後輩や弟子の面倒をみ、若き師と呼ぶにふさわしかった」 「太宰さんには、別れたとたんにたまらなく懐かしくなるようなものがあった」人柄を感じられました。後半の短編は、戦時中の青春を綺麗な文章で書いています。その所々に、桂さんが感じ取った太宰さんの「空気」のようなものがちゃんとあり、まさに「太宰治に捧ぐ」1冊でした。2016/05/09

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