内容説明
歴史との和解の仕方―近代日本の宿命としての二元論を生きた男たち。
目次
第1部 近代の数寄者たち(松永安左衛門・耳庵;益田孝・鈍翁;原富太郎・三溪;畠山一清・即翁;根津嘉一郎・青山;五島慶太・古経楼;小林一三・逸翁;高橋義雄・箒庵;石黒忠徳・況翁;井上馨・世外)
第2部 いにしえの数寄者たち(織田信長;豊臣秀吉;千利休;山上宗二;古田織部;小堀遠州;片桐石州;松平不昧;井伊直弼・宗観;再び井上馨・世外)
第3部 我流でつくる数寄の空間(老松枯死す、いかに成仏させるか;製材した黒松を茶室の中板に;木の愛し方について;「わび」ることと時間意識;「わび急ぐな」という声;「白露地」という幻想;書院風小間と古典派の自覚)
著者等紹介
井尻千男[イジリカズオ]
昭和13(1938)年山梨県生まれ。立教大学卒業後、日本経済新聞社入社(1962)。コラムニストとして活躍するかたわら、社会評論を数多く執筆し注目される。平成9(1997)年春、同社を退社し、拓殖大学日本文化研究所所長に就任。その間に大蔵、通産、建設、厚生、経済企画庁など各省庁(旧名)の審議会、研究会などの委員を務める。現在、大学では「昭和精神史」と「都市社会学」を講じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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