内容説明
アンビバレンツの中に自由を探せ!日本とフランス、江戸と現代、善と悪、「詩の両岸」を求める複眼の思想。
目次
わが愛する詩人たち(近代の諧謔―詩人西脇順三郎に近づく一つのヒント;西脇の「渡し場にしゃがむ女の淋しさ」と春信の浮世絵;頭の痛くならない散文 ほか)
忘れ得ぬ編集者・出版人(伊達得夫のこと;清水康雄のこと;安原顕のこと)
江戸の詩からの大河とフランス詩の大河(ひでり野からの年月―佐藤鬼房の句;超現実の言魚世界―大阪に俳人あり、岡井省二;秋山巳之流句集『万歳』―朱楽菅江は和歌を俳諧化したが ほか)
著者等紹介
飯島耕一[イイジマコウイチ]
1930年、岡山市に生まれる。1952年、東京大学文学部仏文科卒業。2000年3月まで明治大学教授。専門はフランス文学で、ここ二十年は世界最長の小説とされるバルザックの『人間喜劇』と呼ばれる小説群の研究が多いが、同時に世界最短の詩型とされる江戸俳諧に遊んできた。1953年、詩集『他人の空』を刊行、詩人として出発し、『ゴヤのファースト・ネームは』その他で高見順賞、現代詩人賞を受賞。最近の詩集に『浦伝い詩型を旅する』がある。二十代の半ばに東野芳明、大岡信らとシュルレアリスム研究会を設立し、以後シュルレアリスム(超現実主義)関係の著作が多く、近年はその手法を取り入れた『暗殺百美人』などの小説で注目された
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