出版社内容情報
詩で描く家族と恋と友情の心揺さぶる物語
主人公のシオマラは、神さまのことなんか、ぜんぜん信じてない。
「女の子は、いけません。いけません。いけません」
信仰心厚い母親に、こう言われるたびに、
「自分はなんてちっぽけなんだろう」って感じるんだ。
ハーレムに暮らす少女シオマラは、厳格な母親に猛反発しながらも、「言葉」の持つ世界に惹かれていく。
高校のポエトリースラム部で詩のパフォーマンスというものを知り、自己表現の世界にどんどんのめり込んでいく。
「言葉は、ありのままの自分を解き放つ手段」、そのことに気がついたシオマラは、いろいろなことから自由になれた。
【編集担当からのおすすめ情報】
本書は、作者にとっての2作品目となります。
全米図書賞、ボストングローブ・ホーンブック賞、マイケル・L・プリンツ賞、カーネギー賞と、大きな児童書の賞を総なめにした話題作品です。
読者が選ぶ賞も数々受賞していることからも、いかに読者から支持されているかがわかります。
全編、詩で描かれているために、心に直接響くのかもしれません。YA世代から、大人まで、勇気づけられる物語です。
内容説明
ハーレムで暮らす十五歳の少女シオマラは厳しい母親に猛反発していたが、高校のポエトリー・スラム部で詩のパフォーマンスを知り、自己表現の世界にどんどんのめり込んでいく。全編を詩で描く家族と恋と友情の物語。全米図書賞、カーネギー賞、ボストングローブ・ホーンブック賞、ゴールデン・カイト賞、マイケル・L・プリンツ賞他、数多くの文学賞を受賞。
著者等紹介
アセヴェド,エリザベス[アセヴェド,エリザベス] [Acevedo,Elizabeth]
詩人、作家。ニューヨーク市出身。両親はドミニカ共和国からの移民。ジョージ・ワシントン大学パフォーミング・アーツ・コースの文学士号とメリーランド大学クリエイティブ・ライティング・コースの創作学修士を取得している。ポエトリー・スラム(詩のパフォーマンスを競う大会)の全米大会優勝者。現在、ワシントンDCで夫と共に暮らしている。2冊目の著書『詩人になりたいわたしX』で2018年全米図書賞(児童書部門)、ボストングローブ・ホーンブック賞(フィクション部門)、2019年マイケル・L・プリンツ賞、2019年カーネギー賞を受賞、2019年ゴールデン・カイト賞ヤングアダルト・フィクション部門オナーに選ばれるなど、多数の賞を獲得した
田中亜希子[タナカアキコ]
銀行勤務を経て、翻訳者に。読み聞かせの活動もおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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