出版社内容情報
“鵺(ぬえ)のようにとらえどころのない”直木賞を斬る!
読書の達人が網羅的識情報力で当てる!!
書評家・杉江松恋と、日本文学・アニメを愛する〈職業はドイツ人〉ことマライ・メントラインによる文芸対談。
「WEB本の雑誌」の好評連載を書籍化
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
くみこ
13
杉江松恋さんとマライ・メントラインさんが、直木賞第163回から第172回まで、全候補作について語り合い、受賞予想をしています。そもそも直木賞に基準はあるのか、本格SFやホラーは受賞出来ないのか、この作家なら前作を推すべきでは…など興味深い話題がたくさん。第169回からは、発表後の選評を踏まえた上での対談で盛り上がります。直木賞"らしい"作品とはどういうものかや、候補作の選考理由などは明らかにした方が良い、というお二人のご意見に頷いたり、審査員の個性も垣間見れて楽しかった。2026/03/04
nori
9
ここ約5年間の直木賞候補作品を2人の書評家(1人は今まで私の知らなかったドイツ人!)が受賞予想をします。そして当たりかハズレか直木賞選考委員の方々の選評もそれぞれ記されています。芥川賞に比べて直木賞候補作は結構話題作が多いし、好みの作家もいるので、この予想対談楽しいです(過去の話なのにも関わらず)。163回の候補作、馳星周!こんな作品書くのか〜と思い出しましたしねぇ。選評改めて読んで読みたい作品がワンサカあるのも嬉しい。あちこちに付箋を貼りつつワクワクしてます♪2025/11/16
いつか
8
直木賞は第166回からは候補作全作読んでみている(それまでは気になったもののみ)。「文句なしに面白い!」と思ったものは大体受賞しているけど、「今回は私的にどれもヒットしない」と思っても何かしら受賞したり、「いまいち」と思ったものが受賞したり。最近は、功労賞的な賞なのかも、とも思ったりしている。この本、識者2人が直木賞について予想、分析、検証をしているので手に取ってみた。読み方に新たな発見があったり、選評者について言及していたりと面白い。選評者も印象評価の方とそうでない方に分かれるみたい。2026/03/13
TI
8
過去10回の直木賞を予想、発表後に答え合わせの2段構えの座談会。個人的には疑問ある受賞もあり。2026/02/15
へい
6
鵺のような賞という表現は的確だと思う。それを変えた方が良いかというのも難しい。私自身直木賞作品だからという理由で手に取った作品は多数あり、えっこれがと思うこともあった。しかしだからこそ読めた名作もあり、そこが入口になった作家さんもいる。賞としての目安を出すと、そこに合わせた書き方にならないかという危惧があり難しい。変に賞が権威化しすぎてしまっているというのもあり、所詮は民間(別に公的でもそうだが)団体の賞でしょくらいのスタンスで見て好きな作品は何を言われようが好きというスタンスもあっていいとは思う。2026/03/27




