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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スノーマン
25
特集『ひとは本を読んで号泣するのか?』座談会による泣ける本番付の会話がまた楽しい。泣けた本について話したり、体験談を読むのも楽しい。ただ、本の帯で『絶対号泣!』とあると、そんな作戦には乗らないぞと思う自分。娘の『ごんぎつね』朗読で泣き、先日はユニコーン『すばらしい日々』がラジオから流れただけで泣いた。行事のたびに泣く、幼稚園の園長を笑えないほど安い涙。過去の泣いた本を探してみた。重松清には意外と耐性があり、町田そのこ、伊吹有喜に泣いてました。漫画、絵本も結構泣いてる。感動したいけど、させられるのは嫌。2022/04/01
阿部義彦
25
今回の特集「ひとは本を読んで号泣するのか?」は本の雑誌らしくないですね。案の定興ざめした感想を持つ方が一定数いたようです。こんなのはダ・ヴィンチとかに任せて置けば良いのにと私も思いました。泣ける本とか使える本とか何か役に立つとか、損をしたくないとか、たかが一冊の本に効用を求めるのは良くないと思う。「泣ける本」=「良い本」ではないには同意します。そんな訳で今月の新刊本の紹介で1番気になったのがジェニー・オデルの『なにもしない』ですね。効率が自由と時間を奪って現代を行きづらいものにしていると思います。2021/12/04
akira
22
毎月恒例。 そろそろ購読をはじめて11ヶ月。買いに行くのも読むのも楽しみになっている。本屋の本棚の写真とか人が3万円分本を買うとかある種意味不明な企画がどんどんツボになる。本棚写真はずっと見てられる。 閑話休題的に入るマンガ「古本屋台」。毎月読んでいるとこのたった2ページがツボになるのだが、久しぶりにセリフで吹いた。『んなわけあるかいっ!』というツッコミとともに『そうかもしれない…』が共存した41歳の秋。 「昔、淡谷のり子がテレビで言ってた。『あなた、70歳になってごらんなさい。一時間なんて5秒よ』」2021/11/16
ちえり
12
泣けるとか号泣とかいう言葉が帯にあるだけで、もうその本に対してマイナスな印象しか持てなくなってしまう。涙腺キラー・重松清なんて絶対嫌だ(ごめんなさい)。そもそもそういう謳い文句の本で泣いたことがない。そんな本がベストセラーになることへの嫌悪感。だから逆にこのテーマが気になって。《泣かない派対談》と《「泣ける」帯に言いたい!》にはメチャメチャ共感した。2021/12/19
さとまる
12
「ひとは本を読んで号泣するのか?」という特集からして、昨今の出版物にはびこる「泣ける」「泣けた」アピールを批判的にぶった切るのかと思ったら、「号泣本」のランキングを決める鼎談から始まって興醒めした。もちろん私の想像した路線の記事もあったがこの特集についてはちょっとなぁ……。 通常の書籍紹介記事はまたありがたく参考にさせていただいた。2021/11/24