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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
48
蜜と乳の流れる場所のガイドブック。神田神保町にある全古本店に入店した記録である。読んでいるうちに何度か行ったあの空気に触れてみたくなってくる。というか著者の店舗巡りを読んでいると、民俗学を置いてある本屋に反応し、幻想文学を置いてある棚に反応し、と何となく極上の料理を他人が食べているのを眺めているような気分になってくるな。古書全体を扱う店がある一方、恐ろしくニッチな本専門の店もある。それが固まっていて商売が成り立つというのだから、ここはやはり読書家が集う世界一の本の街なんだろうなあ。あーまた行ってみたい。2015/01/12
壱萬参仟縁
34
神保町は世界最強の古本屋街(1頁)。自分の好きな分野を予め抽出しておいて目指していくと効率的に巡れる。 お目当ての1冊に辿りつくもよし。行った気になるもよし。奥付を見ると書名がイン・ジャパンってなっている。 イン・神保町に改名したことが判明。三茶書房さんは岩波文庫品切れも含めて多く並んでいる(72頁)。訪れたい。 無理なら風樹文庫で拝読致します。岩波ブックセンターが左手にあるという秦川堂書店(104頁~)。2015/03/04
ふろんた2.0
23
全国の古書店を1500店以上(おそらく8割位)訪れた古ツアさんの神保町古書店探訪記。これだけ古書に触れてきた古ツアさんでも気が引けて半分しか入ったことがなかったのか。専門書や戦前の古書など、読んだどころか存在すら知らなかった本ばかりで、自分の知識のなさにしょんぼりしてしまう恐ろしい古書街なのである。とはいえ、ようやく自分の好みの古書店も見つかり始めてきたので、年一くらいで、自分の成長度合いを測ってみたいものだ。ガイドブックとしても読み物としてもイマイチなのだが、全国行脚する古ツアさんの活動のためにも是非!2015/08/28
Tenouji
12
著者のチャレンジ精神が垣間見えて面白いレポート。ただ専門書の古本屋って、やっぱり少ないのかな。その中でも、生物系ってのが気になった。2015/10/28
ぽち
11
東京に住み始めて15年以上、なんと昨年始めて神保町デビュー。本書は新刊書店で購入、なんか覚えのあるタイトルだな~と思っていたら古書店を検索しているとよく引っかかるブログの書籍版でした(本書は書き下ろし?)。ご多分に漏れず敷居を高く感じていた神保町のガイドに、と思って手に取りましたがビジュアル的には店舗入り口のごくごく小さな写真と地図が掲載されているのみなのでその向きにはややコアな2冊目としてが実用的かと。興味を引かれたまだ未踏のお店のページに付箋を貼っていく作業がとてもたのしい。2015/02/13
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