本の雑誌風雲録 (新装改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860110871
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

吉田あや

62
「本の雑誌」立ち上げから10年間の怒涛の日々が綴られた、愛おしい風雲録。「毎日会社に行くと本が読めなくなるから」という理由で入社した会社を3日で辞めるを繰り返していた日々が椎名誠さんと出逢うことで急転し、会社まで立ち上げてしまう。始まりの日々は意気揚々と!かと思えば、ゆらりと軽やかで時に怠惰で、仲間との楽しい学生時代を思わせる毎日に頬が緩む。創刊号が出来上がり、本に鼻を寄せ「インクの匂いがする」と喜ぶ椎名さんのその姿に喜びが込み上げた目黒さんの最高の瞬間を(⇒)2023/01/31

ロマンチッカーnao

22
先に、椎名誠さんの本の雑誌血風録を読みました。それがおもしろくて、本の雑誌を椎名誠さんと共に作ってきた盟友が書いたこっちの風雲録も読んでみました。血風録が本の雑誌をいかに作ってきたかっていう、編集目線としたら、こっちは営業サイドからの目線。助っ人と呼ばれる大学生アルバイトたちの面々と本の雑誌を直販売という取次を使わない方法で、配本に走り回る。。目黒さんにとっても、参加していた大学生たちにもまさしく青春の日々でした。椎名誠さんと目黒孝二さんはどちらかが欠けても成り立たない二人でしたね。。いい本でした。。2015/10/25

阿部義彦

13
図書館本。再読です。今や私の定期購入雑誌ともなった「本の雑誌」私が気づいた頃は既に月刊誌になってたような?そんな雑誌が季刊誌で始まり、書店で置いてもらう様になり、初めは納品書を書くのも知らずに逆に書店から教わる始末。 納品は自分でやる直販の道を進み、最初は少ないので目黒さんがカバンに入れて一人電車で納品していたが、次第に注文が増えて、カバン部隊と車部隊になり、配本助っ人を無給で主に学生から募る事になった、怒涛の日々を綴ります、その分飯と酒は奢りまくり!まるで時間割のない学校の様な人間模様。情熱の素人魂!2022/11/27

阿部義彦

7
目黒さん、典型的モラトリアム人間だったのですね。2015/07/30

Hisatomi Maria Gratia Yuki

5
「毎日会社に行くと本を読む時間がなくなるから」という理由で、新卒で入社した会社を皮切りに8社を3日目にやめるという、若き目黒さんのダメ人間ぶりに驚愕(3社目くらいで気付こうよ)。椎名誠、沢野ひとしも驚愕のマイペースぶりで、「本の雑誌」、よく生まれ、よく育って、いや生き残ってきたなあと思う。そんな目黒さんが「本の雑誌」の助っ人たち(椎名誠言うところのドレイ)に、「若いんだから、礼儀を知らなくてもいいじゃないか」と思うまでに至る、ゆるやかな成長曲線の暖かさには不覚にも泣かされてしまった。電車の中だったのに。2016/12/04

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