出版社内容情報
福澤諭吉以来、日本の社会学は西洋思想から何を、どのように学び、自らの思想を発展させてきたのか。泰斗が綴る西洋思想史。
内容説明
日本の社会学は西洋思想から何を得たか。サン‐シモン、デュルケーム、ヴェーバー、パーソンズ、ルーマン…9人の碩学たちの周到緻密な再読を通して、受け継ぐべき思想の核心を見究め、新たな理解を提示する。
目次
日本の近代化と西洋思想―福澤諭吉
第1部 サン‐シモン、コント、スペンサー(産業主義の思想―サン‐シモン;実証主義の思想―オーギュスト・コント;自由主義の思想―ハーバート・スペンサー)
第2部 デュルケーム、ジンメル、ヴェーバー(機能主義の思想―エミール・デュルケーム;相互行為主義の思想―ゲオルク・ジンメル;理解社会学と比較近代化の思想―マックス・ヴェーバー)
第3部 パーソンズ、シュッツ、ルーマン(行為と社会システムの思想―タルコット・パーソンズ;現象学的社会学の思想―アルフレート・シュッツ;「社会」の思想―ニクラス・ルーマン)
著者等紹介
富永健一[トミナガケンイチ]
1931年、東京都生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。東京大学大学院博士課程単位取得。東京大学文学部教授、慶應義塾大学環境情報学部教授、武蔵工業大学環境情報学部教授などを歴任。紫綬褒章受章(1996年)。現在、東京大学名誉教授。博士(社会学、東京大学)、(経済学、京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆうき
1
学問の外から始まった社会学。サン・シモンの産業主義から始まった思想。社会学の創設者と言われるコントの実証主義からアメリカのスペンサーの自由主義を第一世代とし、社会学はアカデミックとしてデュルケムの機能主義、相互行為主義のジンメル、理解社会学と比較近代化としてのマックス・ウェーバー、そして近代の行為と社会システムのパーソンズ、現象学的社会学のシュッツ、そして社会システム論のルーマン。そして日本へ西洋の近代化を目指し「人間交際の学」として輸入した福沢諭吉。取り上げられてない数多くの学者たちによって全ては繋がり2012/02/28
sossii
0
あ、あまりにも厚い。読んでも読んでも進まなかった。2012/06/03
じょに
0
お勉強
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